2008年4月17日木曜日

RENGO decided on supporting the Pacific Beach Hotel workers

4月17日 連合(680万人)が
争議支援とホテルのボイコットを決定

雨の中、交運労協が有楽町マリオン前で宣伝行動を実施



4月17 日、日本のナショナルセンターの「連合」(日本労働組合総連合会)が中央執行委員会で争議支援と傘下の組合員(680万人)にパシフィックビーチホテルのボイコットを呼びかけることを決定しました。また、4月16日、日本の交通運輸産業の労働組合の協議体である「交運労協」(ITF-JC、全日本交通運輸産業労働組合協議会)も争議支援を決定し、17日夕方、有楽町マリオン前で宣伝行動を行いました。

2008年4月11日金曜日

What's going on in the Pacific Beach Hotel?

パシフィックビーチホテルで何が起きたのか?

2007年12月、32名の労働者が突然解雇
ハワイ州ホノルル市ワイキキにある「パシフィック・ビーチ・ホテル」で働く人たちは、2002年から労働条件の改善を求めてきました。労働者はILWUローカル142に加入し、組合づくりを進めますが、ホテルの経営者(HTH社)はそれを繰り返し妨害します。2005年に全米労働関係局(NLRB)の決定により、ILWUの交渉権が認証され、2005年11月に団体交渉が始まりました。しかし、経営側は不誠実な対応に終始し、交渉は暗礁に乗り上げました。

2007年1月、HTH社は突如ホテルの運営を別会社に委託し、すべての従業員を別の会社に移籍させます。ところが同年7月、会社は委託会社との解除を通告し、従業員に対して再応募を求めました。さらに、組合の交渉委員と組織化委員を中心に32名の採用を拒否し、2007年12月1日付けで解雇し、同時に組合承認と交渉を拒否したのです。

1日も早い解決を求めて〜「ビーチに正義を」がボイコット運動を始める

それ以来、解雇された労働者と組合は、コミュニティ連合「ビーチに正義を」とともに、解雇の撤回と組合承認、誠意ある団体交渉を会社に訴え続けています。

「ビーチに正義を」は、「パシフィック・ビーチ・ホテル」とHTH 社が所有する姉妹ホテル「パゴダホテル」のボイコット運動を始めました。

AFL−CIOがボイコットへの支援を決定
2月15日には、米国のナショナルセンターであるAFL−CIO(組合員数約1,000万人)がボイコット運動への支援を決定しました。


日本の労働組合へも支援を要請
AFL−CIOは3月13日、日本の主要な労働組合が加盟する「連合」(組合員数680万人)にボイコット運動への支援を要請しました。

日本のみなさまのご理解とご支援をお願いいたします。

詳しい事実経過については、以下の報告書をご覧ください。
「パシフィックビーチホテルのボイコット 背景と概要報告(Factsheet)」(日本語・English)